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訪問看護師を目指すなら在宅医療の対象者を知ろう

通院が困難な人が受ける在宅医療

通院が困難な人が受ける在宅医療

通院が困難な人が受ける在宅医療ですが、実際にどのような方が在宅医療を受けるべき患者さんとなるのかといった点や、在宅医療で行われる治療やケアについて紹介しています。

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通院が困難な人

基本的には入院や通院が困難とされる患者さんのうち、在宅医療を希望する人が対象者となります。その中でも在宅医療を受ける人は大きく分けて3つのタイプとなります。
1つが加齢に伴って体が弱くなった寝たきりの人や車椅子の人です。2つ目が末期がんの方などで痛みを和らげる緩和医療が必要とされる人。3つ目が重度の認知症を患っている人です。実際に在宅医療の対象となる患者さんも脳血管障害後に後遺症で体が動かなくなってしまった人やアルツハイマーなどの認知症という人、そして末期がんなどの人などが当てはまります。

具体的な症状について

在宅医療が適応される具体的なケースをあげると、高齢で筋力が低下してしまい家族が病院に連れていくのも難しいという場合。そして認知症があり本人が通院の必要性を判断できず、通院に強い抵抗を示されてしまう場合。腰椎の骨折をきっかけに自力での通院が難しくなってしまった独り身の場合。誰かにサポートを受けて通院ができていたが、なんらかの事情でサポートをしてくれる誰かがいなくなってしまった場合。老衰や末期がんなどで最後の時を待つのに自宅をその場所として希望されている場合。
他にもたくさんの症例やケースがありますが、概ねこういった通院が困難と判断される場合や自身で症状が把握できない場合などが多くなります。高齢者や認知症の方、そして末期がんや脳に関わる事故の後遺症から体が動かない方などが当てはまります。

在宅医療の治療やケア

在宅医療で受けられる治療やケアにはその症状やケースによって様々ですが、末期がんなどを一例に説明します。がん治療を闘病するために抗がん剤などを投与する場合には病院でのケアが必要となります。しかし痛みの緩和を行う緩和ケアであれば病状が安定すれば自宅で療養しながら受けることが可能です。
この緩和ケアでは飲み薬による治療のほかにも注射や点滴といった処置を行うことがありますので、在宅医療について専門的な知識を持つ訪問診療医や訪問看護師などが必要不可欠です。患者さんはどのような生活を送りたいのかを専門家と相談しながら在宅医療を受け、緊急時にはどのような対応をすべきなのかも同時に相談をすることができます。そして緩和ケアを続けられるようにそのご家族の方やサポートをしてくれる方に対しても指導をしていきます。

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